セパレーターの種類
2022年10月11日タック紙を構成するもうひとつの大事な要素がセパレーターです。
糊面を保護し、シール本体の台紙となる部分です。
使用後は捨てる部分でもあるので最近ではリサイクル可能な製品が多くなっています。
構造的にはクラフト紙やグラシン紙、フィルムの表面にシリコン加工が施されています。
用途やシール基材の違いにより色々な種類があります。
基材とセパレーターの色の組み合わせはメーカーサイドで決められており、セパレーターの色を指定されてもご要望に添えない場合もあります。
クラフトセパ
クラフト紙ベースのセパレーター。厚めでしっかりしています。オフセット印刷やシーリング印刷のシート仕上げの製品に使われます。色はブルー、アイボリー、黄、ワサビ色、白などメーカー、基材によりさまざまです。
グラシンセパ
グラシン紙をベースにしたセパレーター。薄くて堅いのでロール仕上げのラベルに使われます。
光を透過するため自動貼り機に使用するシールにはこのグラシンセパレーターを使う必要があります。
時間が経つとカールしやすいのでシート仕上げのラベルには不向きです。
色はブルーまたは白が一般的です。
フィルムセパ
透明フィルムベースのセパレーター。
見栄えが良いのでファンシー系のシールによく使われます。
また、表面の平滑性が高いのでラミネート素材のセパレーターとして使われたりもします。(セパレーターの平滑性が高いと糊面も平滑になるのでラミネートした際の透明度が高くなるため。)