デジタル印刷とは？

コンピュータから印刷機へ直接出力する印刷で、簡単に言えばパソコンのプリンタの非常に高品位なものです。
主なものはインクジェットタイプとレーザータイプの2種です。ともに従来のオフセット印刷に匹敵する印刷ができます。どちらもプロセスカラー（CMYK）での印刷がベースですが、LC,LM（ライトシアン、ライトマゼンタ）を追加してより色の再現性を高めたものや、白やシルバー、蛍光色のユニットを追加したものもあります。
ただ、インキやトナーはあくまでCMYKベースなので特色印刷はできません。特色を表現するにはプロセスカラーで近似色に置き換えて印刷します。
また可変データ印刷も可能で、100種類のシールを1枚ずつ、といった作り方も可能です。

インクジェットタイプにはシルク印刷並みに耐候性のある印刷ができるものもあり、これによりシルク印刷が苦手としたフルカラーの屋外用ステッカーも作製することができます。
レーザータイプは高速印刷が可能なものも多く、従来のオフセット印刷に変わるものとなります。

また、後加工機としてレーザーやコンピューターカットによる抜き機もあります。どれも基本的に用紙のロスが少なく、通常の印刷機のような前工程の時間があまり要らず必要なときに必要なだけ印刷することができます。
よって小ロット他品種に向いていると言えます。

但し従来の印刷機に比べると印刷自体に要する時間が長かったり、ランニングコストが高かったり、ロットや印刷内容によっては従来印刷より割高になることもありますので印刷の内容により印刷方法を決定することが重要です。
適正な印刷方法についてはお気軽にご相談ください。